2019年度より新中1の募集を停止します。

来年度の新中1の募集を停止することにした。

ついこの間まで小学生であった子が高校受験のために帰宅が深夜に及ぶ通塾を3年間続けるという慣習を変えたいとずっと考えてきて、この度それを実行に移すことに決めたのだ。

これにより2019年度からの中学生コースは中2と中3だけになる。

さらに翌年も新中1の募集を停止したら中学生コースは中3専門コースになる。試験対策も入試対策もさらにがっつりやれる。中1内容からの復習だって春からできる。

他の学年の授業がないから様々な分野のプロを招く特別授業も通常授業の時間帯に行える。これまでは教室の空いている土日の昼間にやるしかなかったが、それだと部活で来れない子も少なくなかった。でも平日夜なら全員出席できる。

教務指導も新たな学びもがっつりやれる1年勝負。

シンプルで気持ちいいと思う。

同業者数人に

「中1募集停止しようと思う」

と話したらほぼ全員から反対された。

「経営的な理由」とかいうやつらしいが私には難しいことはよくわからない。

全員反対ってことはブルーオーシャン。

つまりGOってことだ。

「塾なんか本当はなくなったほうがいいと思ってるよ」

なんていう塾経営者って実は結構いる。

でもそう言う一方で自分のスクールでは小学校低学年から高校生までしっかりと生徒を抱え込んでたりするのだ。

せっかく自分のスクール持ってるんだったら、「本当は...」なんて言ってないで理想を社会実装する努力をした方がいいと思う。

タブレット・アプリ・映像授業の台頭は子どもたちの学びの選択肢を増やす一方で、学習塾が人的リソースを投入せずに多学齢を長く通わせ続けることにも一役買っている。

便利なツールは物事を前にも進めている側面もあるのかもしれないが、旧来的な慣習を強化しているようにも思える。

学力観が変わり、通信技術やAIがますます発展して職業観や労働観が変化し、少子高齢化と健康寿命の延長によって生き方や幸福感の見直しも始まっている。「自分らしい生き方」「好きを仕事に」みたいなコピーがそれだ。

そういえば30年くらい前は

「24時間戦えますか?」

だった。

時代は変わったのだ。

はっとするほどに。

しかしこういう今の状況も、昔に比べての変化も、子どもたちからすれば「知らねーっす」って感じだろう。

子どもたちはただ「自分の今」を生きればいいはすだ。そして世界に目を開き、感動的な出会いや体験をして、それらを通してそれぞれが目標を持ち、自己実現の手段としていきいきと学ぶという日常を実現したい。

いま成田でこれを書いています。

明日からバリにあるグリーンスクールの視察。

しっかり勉強してきます。