20万円の教育費の使い道

中学1年生が塾へ通うと、年間で20-30万円の支出になります。これは決して小さなお金ではありません。
そして当然のことながら、このお金は塾ではなく他の財やサービスと交換することもできます。
しかし実に多くの家庭で
「そろそろ中学生だし」
「とりあえず塾」
なんていう曖昧な理由で
「集団か個別」
「A塾かBゼミかC学院」
という具合にその使途を極端に狭く限定してしまっているのです。
お金の機能や教育投資の観点からもこれは大変不自然なことです。
私たちが2019年度から新中1の募集を停止する理由の1つがここにあります。
キッズコースに通っていただいた方も、小6の2月末で一度全員卒業していただく。小6の間に中学1年生の夏ごろまでの英語・数学はマスターさせておくので、卒業してすぐに焦って塾に通う必要はないという状態でこの時期を迎えることができます。
これによって「とりあえず塾」の一択ではなく、複数の選択肢が家庭の中に自然と生まれる状況を作りたいのです。「勉強はとりあえず大丈夫」「様子見よう」という感じで。
せっかく新しいステージが始まるのです。「どんな1年間にしたいか」を親子でじっくり話し合ってみてほしい。「とりあえず」ではなく、自分たちの頭で考えて自分たちの言葉で語り合ってほしい。
たとえば
「あなたが中1の1年間に、親である私は教育費として20万円を拠出します。これを使って塾へ通うのもいいし、あるいはエレキギターとアンプを買ってギャイーンとかき鳴らすのもいいし、プログラミングや英会話やダンスを習いに行くのもいいでしょう。旅行や短期留学もアリです。さあ、あなたはこの20万円をどのように自分に使いたいですか?」
なんて問いかけを中学入学を控える子どもにしてみることは、親子で話し合ってみることは、大変意義がありわくわくすることだと思うのです。
そして何よりも、本来自然なことだと思うのです。
そうして親子で共に考え子どもが自分で選んだ1年間は、親の「とりあえず」で始まる1年間よりもきっと、意志と当事者意識と責任感の伴った充実したものになるはず。
そういうことをやりたいのです。
問いたいのです。