公立中学校の成績について絶対に知っておくべきこと

今回は神奈川県で公立高校入試をお考えの方に向けて「公立中学校の成績について絶対に知っておくべきこと」を書こうと思います。

これから中学生になるお子さまをお持ちの保護者の方や、現在在学中の生徒・保護者の方はぜひお読みいただき学校での学習行動に活かしてください。


成績の「3」は「普通(平均程度)」という評価であるといえるのか。

中学校の科目は9科目(英数国理社音美技体)あり、それぞれに5段階で評定がつきます。つまり1つの学期あたりの成績の満点(オール5)は45です。5段階だと真ん中の数字が3となりますから、「3は平均的な評定」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしそれは学校成績が「相対評価」だったころの話です。


相対評価下における「3」

相対評価においては、生徒を成績順に並べて

・5を生徒数の7%に割り当てる

・4を生徒数の24%に割り当てる

・3を38%…

・2を24%…

・1を7%…

と評定を決めていました。


つまり、

・5と1はレアであること

・4割近くが3になること

が予め決まっていたということです。


この評価法の下では確かに「3は平均」と言えるでしょう。


ちなみに私は横浜緑ヶ丘高校の卒業生ですが、中学1年生のときの成績はこの相対評価でオール3くらいでした。


絶対評価下における「3」

一方で、現在神奈川県内の公立中学校では「絶対評価」をとっており、人数に関係なく基準と規準に対する到達度に応じて生徒一人ひとりの評定を決める形になっています。

さて、ここで「偏差値」を援用しつつ「3は普通(=平均程度)か」を検討します。

オール3の場合、成績の合計は3×9科で27です。

学校成績27が合格の目安となる公立高校を受験資料で調べてみると、合格目安の偏差値はおよそ40程度。偏差値は常に50が母体の平均値を表しますが、これを下回っていることとなります。

逆に合格目安偏差値が50の高校を探して成績目安を調べると36、つまりオール4になります。

「3が平均」であればその成績は偏差値50の学校への進学力に相当していなければならないはずですが、絶対評価の現在はそうなっていないのです。

参考:カナガク「神奈川県公立高校 合格可能性80%ライン 2019」

※内申点という項目を3で除した数値が1つの学期あたりの9科合計成績の目安になります。


せっかく塾に通うのならば。

よって、塾に通い公立高校受験の準備をするならば、「得意科目は5、苦手でもがんばって4」を目指すことが選択肢の確保につながるといえます。

とはいえ、やはり、苦手意識と戦いながらおっかなびっくりがんばっている子に「3ではダメなのよ!」とは(なるべく)しないで「どうしたらもっと欲しい結果に手を伸ばせるか」に共に解決的に取り組んでいきたいものです。

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