学力上げてナンボ

6月より学校が再開し、分散登校を経て段階的に日常を取り戻しつつあります。


弊スクールの中学生コースでは6月以降も授業についてはオンラインを継続し、週1日のスクーリング日を設けて理解度チェックテストを実施しています。


「わかる」を「できる」に高めるためにはテストが必須ですが、実施に際しては時間計測や不正防止など厳正さが求められるのでこれをオンラインで行うことは(現状は)できません。


今日は中1がスクールに集まりゴリゴリとテストを解いています。内容は原則的に直近1週間で授業を行った内容。ただし感染拡大予防のため長らくスクーリングができず未実施のテストがたまっていたため、最近数回のテストは結構分量が多いです。


合格点に達していれば理解力と再現力が備わっていることがわかります。不合格の場合は「わかったつもり」になっていることが露呈するのですかさず指導と再テストを実施します。


中2・中3は慣れたもので本試一発または当日中の再テストでほぼ全員が合格します。


一方で中1の初戦の結果はボロボロ。

まー仕方ないですね。初めてまともなテストをやったわけですから。


とはいえ、学力向上と志望校合格に責任を負っている立場ですから「仕方ない」で済ますわけにはいきませんのでグサグサ言います。


  • はじめから上手にできなくてもよいが絶対に手を抜くな。
  • コツコツでも短期集中でもどっちでもいい。結果を出せ。
  • 「一応やってきました」「自分なりにやりました」ではなく合格できるだけの準備をしろ。
  • 不合格でヘラヘラしてる中学生が集まっている所がいいのなら別のユルい塾に行け。
  • 目標について未来形でしか語れないヤツはダメ。それでは七夕の短冊と変わらない。願ってんじゃねぇぞ。本当に目標を実現するのは、そのために「今どんな努力をしているのか」を現在進行形で語れる人だ。
  • たくさん試行錯誤してたくさん失敗しろ。それが必要。そうしてやがて地域最強の中学生集団になればいい。


私たちは教育からギフトへを掲げて様々な分野のプロフェッショナルとコラボしたイベントなども行っています。受験勉強を通して得られる知識と経験だけでは変化の激しい社会を生き抜くに足りないこと、そして今の時代にふさわしい学びがあることを理解し、特別授業やイベントなどに具体化する試みをあれこれ行っています。これだけやってりゃいいんなら楽しいだろうなーなんて考えていた時期もありました。


でも今年も受験はある。

数週間後には定期試験がある。


未来志向の「新しい学び」がどんなに魅力的に思えたとしても、やはりどうしても、目先の不安を解消してくれるものを選択してしまう。受験生とその家庭というのはそういうジレンマを抱えています。


だから私たちは、スクール内においては徹底的に受験にコミットし、まずは目先の不安に対して解決策を提示し実行して信頼を醸成し、その上に新しい学びを打ち立てるという戦略をとることにしました。


ちゃんと学力を上げることができて、ちゃんと成績を上げることができて、それではじめて「でもそれだけでいいて思ってないでしょう?」っていう提案がすっと受け入れられるのだと思うのです。


今度のイルムアカデミアアメリカ人種問題の事象と構造について考えるは社会の特別授業の位置付けでうちの中2と中3は全員参加します。受験勉強がんばって、こういう学びにも参加できる子どもたちと日々過ごせること、そして「小学生/中1でもアカデミアに参加していいですか?」「親だけでも参加していいですか?」と連絡くれる保護者のみなさんと共に日々を過ごせることは私たちの誇りです。


というわけで、中学生コースは引き続きビシビシゴリゴリやっていきます。


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