「子どもの習い事が選べない・続かない」と悩む親に伝えたいこと

小学生までの小さい子の習い事のこと。

「オレ/アタシ(親)はよくわかんないけど子どもは楽しいみたいだからいいかなと思ってさせてる」

という保護者の関わり方はわりとよくあるけど、「よくわかんない」ってのがちょっと気になるんですよね。

母にとってのプログラミング・サッカー野球とか、父にとってのピアノ・バレエとか(あくまで傾向として)。

まだ始めたばかりで子どもがただ楽しんでいるような時期は漠然と褒めていれば済むかもしれませんが、課題に対して無関心なままだと壁にぶつかったときに子どもを孤独にしてしまいます。専門的なアプローチは指導者に任せるとしても、喜びや苦しみを理解し共感的に関わることは親にもできるし幼い子にはこれが必要です。

「喜びや...」と述べたのは、壁の高さを理解していなければそれを乗り越えたときの感情も具には理解できないから。そしてそのような状況では漠然とした褒め方にならざるをえず、それはそのうち子どもに見抜かれます。そうしてやがては「おとーさん/おかーさんに言ってもどうせわかんない」になってしまうのです。

「情報が多すぎてどの習い事をさせたらいいか選べない」という話もよく聞きます。子どもに学習機会を与えるという立場を取るならば確かに選択肢は無数ということになるでしょう。

「子どもがやりたいことならなんでもいい」「辛かったらやめてもいい」という考え方・始め方がありますが、この2つが短絡的に結びついてしまうとどれも長続きせず無数の選択肢の海を親子で漂い続けることになる可能性があります。

「親も一緒に興味をもって楽しめるもの」となると自然と選択肢は絞られてくるはずだしプロセスに共感的に取り組むことがしやすくなるので、これをひとつの判断材料として検討してみるのもよいかもしれません。

これは言い換えれば「子どもの選択肢を親の都合で減らしたくないのならば親も一緒に学ぶ気持ちを持つことが必要ですよ」ということ。

子どもにとっても親にとっても豊かな時間と経験になるような習い事選びになるといいですよね。

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